光る真鶴ダンスツアーとミニコンサート(真鶴まちなーれ・2017.3.18)

3/4〜3/20に開催中の「感じる芸術祭 真鶴まちなーれ2017」の出展作品として、3/18〔土〕にスケラボプロデュースの福留麻里によるダンスとコンサートが開催されます。

ダンスツアー

ガイドさんに導かれながら、真鶴の町の中に潜むアート作品や町の歴史や町並みに出会い歩きまわる「アート・レジャー・ウォーク」のダンスバージョンです。
それは一見「ダンス」には見えないかもしれません。
真鶴の町独特の地形を辿りながら、景色に、町並みに、足もとに、この町の様々な営みが積み重ねた時間に、歩き回る体の重さや息遣いに、海の向こうに、、、視線や気持ちをうねうねと走らせて、そこに紛れ込むダンスを見つけてみてください!

コンサート

繊細で独特な音を遊び、思考するアルプの音楽と、ささやかで親しみやすい言葉で、大きな時間や世界に手を伸ばす大崎清夏の詩が、真鶴の町の夕方にふわりと舞い降ります。
数年前、たまたまみんなで訪れた真鶴旅行の思い出から生まれた歌も演奏します。
それは少し不思議な時間かもしれません。
ぜひじんわりと染み込ませに来てください。

日時:3月18日(土)

「ダンスツアー」 14:30〜16:00

スタート地点:コミュニティ真鶴
ダンス:福留麻里
まち歩きガイド:平井宏典

「ミニコンサート」 16:30〜18:00ごろ

会場:コミュニティ真鶴
音楽:アルプ(木下美紗都・石塚周太)
詩:大崎清夏
アフタートーク:平井宏典・福留麻里・木下美紗都・石塚周太・大崎清夏

プロデュース:Scale Laboratory (川上大二郎)

○料金
*ダンスツアー+ミニコンサート(「真鶴まちなーれ」公式パンフレットつき)…2000円(限定15名)
*コンサートのみ…1000円
(ダンスツアーのみのチケットは基本的にはありません。)

○ご予約受付
fukutomemari@gmail.com
メールのタイトルを「光る真鶴チケット予約」とし、
1,お名前 2,人数 3.ご希望回(セットorコンサート)4.ご連絡先 のご記入をお願いいたします。
こちらからの返信を持ってご予約完了となります。
※真鶴まちなーれかへのお問い合わせでもOKです。

 


福留麻里と街の関係。

真鶴でパフォーミングアートをみせたい、と思ったときに
考えれば考えるほど「これは難しい」と感じた。

『私たちScaleLaboratory は 伊豆東部を中心に廃屋などを活用し、
日頃なかなか見ることの無い、現代的な表現芸術から
伝統芸能まで、幅広く発表してきた集団です。

場所の雰囲気と合っているものだったり
逆に全く異質の物だったり
その時々で、街を見据えてお呼びするパフォーマーを選んできました。』

といったことをふまえて、
真鶴という街を考えた時、正直呼べる人が思いつかなかった。

それは真鶴に流れる独特の空気感、
大げさにいえば、精霊の存在を強く感じたからである。

荒々しく、でも朗らかで、長寿で変わり者。

もし、街と共存するような作品を作る場合、
それは戦いで無い方が良い。
真鶴という街は特に。

真鶴という巨人がいると想像してほしい。
この巨人の、目の際のシワの深さ、くすぐったときの笑い方
大きな背中、歌声、こういった素敵なところを、どう見せようか?
私なら、面白い女性を出会わせる。
にこやかで、どこかすっとしてて、小柄な。
彼女は時に巨人をくすぐり、話を聞かせ、御飯を食べさせ
注意をし、居眠りをして共生している。

福留麻里という人を検索してみると
彼女が景色とともに作品を作っていることがよくわかる。
時に地をはう虫の目線で、時に鳥のような俯瞰で景色をみて
魅力をすくい上げる。

彼女であれば、真鶴と上手くやれるのではないか?
歓迎されるのではないか?
これは予感である。
作り行く物の、パフォーミングアーツの生成は花が咲くがごときの
自然の流れである、 ような気がする。

3月の半ば、どのような花が咲くか。
体験できる方は ラッキーである。

彼女は155センチの小柄な女性である。

ScaleLaboratory 川上大二郎