スケラボ(Scale Laboratory)は、静岡県東部を中心に「ひとりでも多くの人が、生活と地続きに無理なく芸術を楽しめるローカル」を目指し、さまざまな場所に一時的な活動の場(=舞台)を作り上げ、パフォーミングアーツを中心とした芸術を楽しむ時間を作るグループです。 「対話」と「演出」をコンセプトに、異なるジャンルのアーティストの化学反応を大切にした企画を展開しています。
静岡県の中で最も首都圏に近い伊豆地方は、プロとして作家活動やをしている人や小さな芸術グループは数多くありますが、それらを牽引し、中心的な役割を果たすホールや美術館、団体が存在せず、それぞれの活動を知ることや、地域やジャンルを超えて協力し合うことが充分できているとは言えません。
また、静岡県中部・西部地区に比べ、マスコミや出版、映像制作などの創造産業の需要が少なく、そのような技能を持つ人材を地域が抱えきれないという問題もあります。
中心メンバーのほとんどが創造産業に関わるプロフェッショナルであるスケラボは、活動を通じ、伊豆地域を高レベルなクリエイティブ人材の“地産地消”地域にしていきたいと考えています。
この活動は、自分たちがこの素晴らしい伊豆に住み続けるための居場所づくりでもあるし、より多くのプロ、プロの卵たちに伊豆に来て欲しい、居続けて欲しいという種まきでもあります。
一番大切なアートの中身やスキルを地域外に頼っていては、「ひとりでも多くの人が、生活と地続きに無理なく芸術を楽しめるローカル」は実現しないと考えるからです。
主宰の川上大二郎の本業は、舞台監督です。
照明、音響、美術、衣装……毎回、一から「舞台」を作り上げるのは、それはもう大変ですが、五感で芸術を楽しむのに「空間」の力は非常に重要です。
私たちは、空間に新しい力を与えることができます。数時間前まで何もなかった場所が、たくさんの人が笑顔になる風景に変わる様を見せることができます。
どうぞ、ご期待ください。
Scale Laboratory is an artist collective based in Eastern Shizuoka, Japan, producing various art projects since 2016.
Our aim is to make locals enjoy art as part of their everyday life. Based on the concept “communication and directing”, the project we produce unites artists from different profession/category to create chemical reactions that no one foresees.
For each project, we set temporary stages for performing arts in different venues, such as abandoned building, shopping mall and kindergarten, in order to make artistic experience more familiar to the locals.
Daijiro Kawakami, the director of Scale Laboratory, is a professional stage manager works worldwide.
Activities so far
活動履歴
2016 Scale Laboratory として設立
同年 静岡県文化プログラムモデルプログラム採択
2017〜2019 静岡県文化プログラム採択
2019 プラハカドリエンナーレ2019 サイトスペシフィック部門出演
2020 静岡県文化プログラム地域密着プログラム採択、
ふじのくに#エールアートプロジェクト採択、文化庁「文化芸術収益力強化事業」 バリアフリー型の動画配信プラットフォーム事業採択
2022 団体名称を「スケラボ(英語表記:Scale Laboratory)」に変更、
アーツカウンシルしずおか「文化芸術による地域振興プログラム 地域クリエイティブ支援」採択
9月2日「一般社団法人スケラボ」設立。
これまで制作・実施した主な自主企画
など