でも「普通」ってどういうこと?【みんなが書く戯曲のコンテスト 入選作品リーディング静岡公演】

みんなが書く戯曲のコンテスト 入選作品リーディング 静岡公演

 鳥取県鳥取市の鹿野町に拠点を置く「鳥の劇場」が主催する、「みんなが書く戯曲のコンテスト」は、障がいをテーマとした短編戯曲を懸賞する、画期的な試みです。私は、令和5年度は戯曲の書き方講座の講師として、令和6年度は審査員・兼・伴走支援者としてお手伝いしましたが、入選作品の多くが、殊更に「障がい」を前面に出したというよりも、当たり前に生活に溶け込むひとつの要素として「障がい」を扱っており、いずれも戯曲としての完成度が高く、普通に演劇として楽しめることに感動し(でも、「普通」ってどういうこと?)、これをぜひ、静岡県でも紹介したいと考えました。
 そこで、まさにこのコンテストの趣旨にマッチする団体として、「ひとりでも多くの人が、生活と地続きに無理なく芸術を楽しめるローカル」を目指し、主に静岡県東部で活動しておられるスケラボさんにお願いし、リーディング静岡公演を開催していただく運びとなりました。
 世界は、自分が思い込んでいるより、もう少し広い。そのことを、実感していただける機会になるだろうと思います。

大岡 淳

演出家・劇作家・批評家
SPAC-静岡県舞台芸術センター 文芸部スタッフ

日時:2025年9月28日(日) 13:00開場 13:30開演

会場:富士市吉原 妙祥寺(富士市中央町1丁目9-58)
岳南鉄道吉原本町駅徒歩12分・駐車場有

一般1000円 学生500円(前売・当日同料金)

チケット販売所:
富士市民活動センターコミュニティf(富士市吉原2丁目10−19 ラクロス吉原)

上演作品

障がいのある人の生活・思い・想像を演劇台本に「みんなが書く戯曲のコンテスト」とは?

鳥取県鳥取市の特定NPO法人・鳥の劇場主催で、令和5年度から行われている「障がい」をテーマにした戯曲(演劇の台本)のコンテストです。令和5年度は全国からの244作品の応募の中から6作品、令和6年度は192作品の応募の中から5作品が入選以上となりました。次の条件をクリアした5分から10分程度の短編戯曲を全国から公募しています。
● 障がい者(障害者基本法第二条の定義に基づく)が書いたか、物語に障がい者が登場するものであること。
● 障がいのある人が書いたものであれば、障がい者が登場しなくても良い。一方健常の人が応募する作品は、障がい者が登場しなければならない。


「みんなが書く戯曲のコンテスト」入選作品リーディングとは?

本リーディング公演は、令和5・6年度に実施された、障がいのある人の生活・思い・想像を演劇台本に
「みんなが書く戯曲のコンテスト」の入選以上の11作品から会場ごとに数本を取り上げ、それぞれの演出家、俳優がリーディング形式で公演を行うものです。
「令和7年度障害者等による文化芸術活動推進事業」の一つで文化庁主催事業として実施されます。


文化庁委託事業「令和7年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
主催 文化庁、鳥の劇場
制作 鳥の劇場